薬剤師になるためには ~現役 薬剤師が説明します~
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こんにちは、薬剤師の美怜です。
今回は、薬剤師になるためについてお話します。
薬剤師は、国家試験に合格して取得できる資格です。
この国家試験を受験するには、条件があって、薬学部で勉強することが必要です。
現在は6年制ですが、私の頃は4年制でした。
薬剤師法には、
・絶対的免許を与えない者として、未成年者、禁治産者、準禁治産者、目が見えない者、耳がきこえない者、口がきけない者。
・相対的に免許を与えられない者として、精神病者、麻薬・大麻・あへん中毒者、罰金以上の刑に処せられた者、薬事に関し犯罪又は不正の行為があった者、とあります。
以上の項目をクリアしたら、薬剤師国家試験を受験することができます。
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薬剤師国家試験の内容
国家試験はどのような内容なのか?
難しいの?
そうですね、やはり国家試験なので簡単ではありません。
科目も専門的な内容なので、手抜きで勉強しては受かりません。
手抜きで受かるような薬剤師って、信用できないし、嫌ですよね。
試験科目
必須問題試験 物理・化学・生物 衛生 薬理 薬剤 病態・薬物治療 法規・制度・倫理 実務 一般問題試験 薬学理論問題試験 物理・化学・生物 衛生 薬理 薬剤 病態・薬物治療 法規・制度・倫理 薬学実践問題試験 物理・化学・生物 衛生 薬理 薬剤 病態・薬物治療 法規・制度・倫理 実務
今、思うとかなりハードな勉強量でした。
毎日の積み重ねが大事なのに、1.2年生の頃はアルバイトをしたり、友達と遊んだり、楽しい学生生活を送っていました。
その結果、4年生の卒業試験前は苦労しました。
睡眠時間を削って、勉強漬けの毎日。
3日で4時間睡眠なんて日もあって、詰込み勉強しましたが、今思うと、効率悪いし、要領も悪いですね。
私の人生で一番勉強していて、一番頭が良かった時期だったかな?
薬剤師資格は一生モノなので、頑張って勉強して良かった!と思います。
それと同時に、高い授業料を払ってくれた両親にとても感謝しています。
当時、薬剤師国家試験は大学を卒業した春に試験日があったため、卒業しても気を緩めずに勉強しなければいけませんでした。
令和2年は2月施行のため、卒業式は楽しい気分で迎えられるのかな?
大学は国家試験の合格率を上げるために、国家試験前の卒業試験をかなり難しく作成します。
ぶっちゃけ国家試験より難しかったです。
そのお陰で?国家試験はすんなりパスすることが出来たので、大学にも感謝しなければなりませんね。
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薬剤師の就職先
薬学部の就職は、就職難と言われている時期でも就職率は高いです。
就職先は、病院、調剤薬局、製薬会社、公務員、ドラックストアなど。
大学で研究を続けたい人は、助手として大学に就職することもあります。
ここで問題なのは、就職活動をする時は『薬剤師資格取得見込み』の状態なのです。
薬剤師資格がないと働くことのできない病院や薬局に内定が決まっていても、試験不合格となると就職できません。
中には、薬剤師不足のため、次の年に合格することを見越して、事務職として就職可能なところもあります。
薬剤師確保のためです。
薬剤師国家試験の合格率はだいたい7割で、1年目受験の合格率が一番高いです。
働きながら勉強して、次の年に受験するには難しい資格ですね。
就職しないで、薬剤師予備校に通う方もいるくらいです。
ちなみに国家試験は、何回でも受験することができます。
私は薬剤師資格を取得してから就職活動をしました。
就職活動と言っても、それほど苦労することもなく、自分の希望を明確にして、条件が合う調剤薬局と面接しただけです。
断ることはあっても、断られることはありません。
どこも薬剤師不足なので、引く手あまたです。
次回は薬剤師 美怜の職歴や経験談について書いていきます。
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