薬剤師の仕事内容 ~薬剤師歴25年の職歴を紹介!~
本記事の内容 ~目次~
こんにちは、薬剤師の美怜です。
今回は、薬剤師 美怜の職歴についてお話します。
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大きな病院の門前薬局
美怜の初就職は、東京都内のよく耳にするような大きな病院(ベッド数、約700床)の門前薬局です。
たくさんの科目があって、色々な薬を勉強できると思って選択しました。
調剤薬局のノウハウを教わり、薬の品目が多かったので、とても勉強になりました。
しかし、患者数が多かったため、1日中、座ることもできないくらい忙しくて、薬を患者様にお渡しする時は用法と用量のみ説明で、詳しい話を出来る状況ではありませんでした。
患者様と少しお話しているだけでも、待合室で長時間待っている方の視線が痛かったです。
「さっさと渡せよ!」と怒鳴られたこともありました。
この仕事内容に疑問を感じて3年務めて転職しました。
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新規開設の薬局
次に就職した調剤薬局は、新規開設の薬局でした。
この時は、薬局長兼管理薬剤師として就職しました。
管理薬剤師については、また違う機会にお話しします。
今は、サラーと流しますね。
新規開設だったので、一から全て積み上げていくのが、とても楽しかったです。
看板、店内の内装、パソコン、薬棚、薬、スタッフの面接など…。
全部、自分で決めて薬局を作り上げていく!
まだ社会人になって5年しか経っていない私に任せてくれる最高の会社でした。
新規開設には、保健所や都庁(県庁)での書類の申請が多く、これも勉強になりました。
しかし、やる気満々な薬局と違って、クリニックがやる気なし…。
何か月経っても、患者数が増えない。
クリニックに患者様が来ないと、調剤薬局では仕事がありません。
だんだん私たちのやる気も下がり、ウトウトお昼寝する人も。
私なんてドラクエやってましたよ(笑)
でも、来て下さる患者様とは時間をかけてお話しすることが出来たので、納得して服用して頂けたと思います。
近所の患者様は「おかずが美味しく作れたから食べて。」と来て下さったり、育児ノイローゼでメンタルが下がっているママさんは「薬は出ていないけど話を聞いてほしい。」などありました。
この頃から、患者様と話をすることは、とても大事であることを認識し始めました。
何気ない会話から生活が見えて、体調や薬の服用に関して重要なキーワードがあることに気が付きました。
前の薬局では、話をすることが少なかったので分からなかった事です。
その後、心理学のゼミに通うきっかけになりました。
このゼミについては、また違う機会にお話しします。今は、サラーと流しますね。
しかし、患者数が伸びないので赤字が続き、1年で撤退。
一から作り上げた薬局は取り壊されました。
私は、違う店舗に管理薬剤師として異動になりました。
多数の医療機関から処方箋を受ける薬局
そこの調剤薬局は、商店街の中にあって、たくさんの医療機関からの処方箋を受ける薬局でした。
たくさんの医療機関=たくさんの薬なのです。
大きな病院の近くの薬局並みに医薬品数が多かったです。
薬には使用期限があるので、在庫管理をしっかりしないと破棄する薬が増えてしまいます。
薬は高額なものが多いので、損失も大きいです。
ここでは、在庫管理の大切さを勉強しました。
使用期限や在庫管理の話は、また違う機会にお話しします。今は、サラーと流しますね。
異動をしたこともあって、通勤時間が1時間以上。
こんな事で転職って甘い考えとは分かっていながら、2年で退職。
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派遣薬剤師
この頃、私は長く務めることが出来ないのか?我慢が足りないのか?と履歴書を見て悩みました。
将来は薬局開設の夢があったので、いくつもの調剤薬局を見たい、知りたいと思ってもいました。
先を考えて、短期間でいくつもの病院や薬局が見られる派遣薬剤師をすることにしました。
薬剤師が必要な病院や薬局に短期間で働くスタイルです。
何か所か行ってみて、私には派遣スタイルが合わないことが分かりました。
薬剤師としてのこだわりって、薬剤師あるあるで、みんな持っていると思います。
もしかしたら、私はこだわりが強いかもしれません。
それは、きっと今までの薬局が厚生労働省で決められた事項をきちんと守る正統派薬局だったからだと思います。
内緒話で、ちょっとしたことは守っていない薬局ってあるんですよ。
でも派遣薬剤師は、そこをグッとこらえて、合わせないといけないのですが、私には難しかったです。
結局、6か月で辞めました。
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何店舗も経営している大きな調剤薬局
次は長く務めたいと思っていた私は、派遣薬剤師でお世話になった正統派薬局に就職しました。
ここは、17年間お世話になりました。
この調剤薬局は、何店舗も経営している大きな調剤薬局だったので、グループ組織の勉強にもなりました。
私は一生このグループで働くと思っていましたが、いわゆる家庭の事情がございまして退職しました。
現在は、自分の生活スタイルに合った時間と日数で働いています。
薬剤師は、自分の条件にピッタリの職場を見つけるこが可能です。
出勤日数、時間、お給料など、希望を明確にして、面接のときに交渉します。
自分アピールが大事になります。
薬剤師資格は一生モノ!
薬の勉強は、一生していかないといけませんが楽しい仕事です。
転職する時は、薬剤師ではない違う職種も考えてもみましたが、自分のスキルを生かせる薬剤師は、そう簡単にやめられません。
中学生や高校生で、将来、何になるか悩んでいる方!
選択肢の一つとして、薬剤師はいかがですか?
何歳になっても現役で働けますよ。
薬剤師になるためにはについても書いておりますのでそちらもご覧ください。
薬剤師になるためには ~現役 薬剤師が説明します~
薬剤師になるためにはどうすればいいの?薬剤師になるために必要なこと、薬剤師国家試験の内容、薬剤師の就職先などを現役薬剤師の経験談を交えながら書きました。薬剤師について知りたい方は是非ご覧ください。
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