ナイシトールの効果について ~現役 薬剤師が説明します~

薬について

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こんにちは、薬剤師の美怜です。

今回は、小林製薬さんの『ナイシトール』について、考えてみましょ♪

本記事の内容 ~目次~

動画解説はこちら

さっすが、小林製薬さんです。品名でどのような商品なのか一目瞭然!
内臓脂肪をとる→ナイシトール
分かりやすいですね。

ちなみに他の商品は、熱さまシート・のどぬ~る・アイボン・ブレスケア・糸ようじ・消臭元など。
ネーミングに力を入れて、その結果、売り上げは向上!

実際に『ナイシトール』は、同じ成分のものがいくつか店頭に並んでいますが、ネーミングインパクトで、かなり売り上げは好調なようです。

ナイシトールは効くの?効かないの?

これは、とても気になるところだと思います。

効くか、効かないかは、あなたの体質しだいです。

ナイシトールは医学的に認められている『防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)』という漢方薬です。

医学的に認められているので効くんじゃないの?と思いますよね?

いえいえ、どんな薬も確実に効くのなら、世の中、病気になった方は確実に完治しています。
漢方薬は体質によって飲む薬が違います。

ナイシトールは防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

ナイシトールは防風通聖散

メタボに服用する漢方薬には、主に4種類あります。

・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
・防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
・大柴胡湯(だいさいことう)
・通導散(つうどうさん)

体力、便秘でチョイスします。

防風通聖散は体力があって、便秘がある方に向いています。
体形は、いわゆる『太鼓腹』『リンゴ型』でお腹がポッコリです。

体力がなくて、便秘がない水太りタイプの方は、効果がないかもしれません。

ちなみに、このタイプの方は防己黄耆湯です。

  • 防風通聖散…脂肪太り、太鼓腹
  • 防己黄耆湯…水太り
  • 大柴胡湯 …固太り、筋肉質
  • 通導散  …下腹部膨満

防風通聖散とは、

トウキ
シャクヤク
センキュウ
サンシン
レンギョウ
ハッカ
ショウキョウ
ケイガイ
ボウフウ
マオウ
ダイオウ
ビャクジュツ
キキョウ
オウゴン
カンゾウ
セッコウ
カッセキ
ボウショウ

以上の混合生薬より抽出した製剤です。
各会社によって、これに添加物を加えています。

効能・効果は、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:高血圧による症状(動悸、肩こり、のぼせ)、肥満症、むくみ、便秘です。

慎重に服用する時

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慎重に服用しなければならない時

下痢、軟便のある時は、これらの症状が悪化することがあります。
・胃腸が弱い方は、食欲がなくなったり、胃腸障害、腹痛、嘔吐、軟便、下痢などする事があります。
食欲がない時や嘔吐のある時は、これらの症状が悪化することがあります。
体力が落ちている時は、副作用が出やすくなったり、効果が強く出ることがあります。
・たくさん汗をかいている時は、汗の量が増えたり、全身がだるくなることがあります。
・狭心症、心筋梗塞、重度の高血圧、高度の腎障害、排尿障害、甲状腺機能亢進症の方は、これらの病気が悪化することがあります。

相互作用(薬の飲み合わせ)

何種類かの薬を一緒に服用すると、効果が増強したり、期待していない効果(副作用)が出ることがあります。

以下の薬を服用されている方は注意が必要です。

マオウ含有製剤
エフェドリン類含有製剤
モノアミン酸化酵素阻害製剤
甲状腺製剤
カテコールアミン製剤
キサンチン系製剤
カンゾウ含有製剤
グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤

ちょっと難しいですね。
薬を服用されている方が、購入する時は、必ず薬剤師にご相談ください。

副作用

間質性肺炎、低カリウム血症、血圧上昇、肝機能障害、腸間膜静脈硬化症。
その他、発疹や皮膚のかゆみ、自律神経系(不眠、頻脈、動悸など)や消化器系(食欲不振、嘔吐、腹痛、下痢など)に影響がでる可能性もあります。

いつもと違う症状が出た時は、迷わず中止してください。

その他の注意

ナイシトールの注意

・高齢者は、生理的機能が低下しているので、通常量より、減量するなどの注意が必要です。

・妊婦さんは、ダイオウが含有されているので、流産や早産の危険性があります。服用は避けたほうがよいです。

・授乳婦さんは、ダイオウが母乳中に混ざって、赤ちゃんが下痢をすることがあります。服用は避けたほうがよいです。

・子供の服用は安全性が確立していないので、服用を避けて下さい。

ナイシトールは手軽に購入できるため、気軽に服用を開始してしまいがちですが、健康になるために飲んでいるのに不健康になるのは残念な事です。

服用開始する際は、自分の体に合っているか、注意しなければならないことに該当していないかどうか等を確かめてから服用してください。

薬だけに頼らず、食事と適度な運動は大切です。
薬を飲むと安心して、暴飲暴食、不摂生、運動不足になりがちです。

飲む前よりもメタボになってしまった!とならないように気を付けてくださいね。

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